私たち日本文教出版は「心が動く、その先へ。」というPurposeを掲げています。
少し具体的に言うと「だれもが自らを自由に表現し、それらが混ざり合うことで、一人ひとりの世界が広がり、深まっていく体験や感動を大切にしたい」ということです。
そのような体験や空間を、より多くの人に提供することはできないだろうか。私たちはそんな想いから『Art for Co-Creationプロジェクト』をはじめました。
現在、私たちの暮らす社会には、様々な価値観が存在します。その価値観の「違い」は、時に対立を生み出してしまいます。
しかし私たちは、多様な価値観がある社会を「可能性に溢れた社会」だと捉えています。なぜなら多様な価値観や経験の「違い」こそが「創造の源泉」であると考えるからです。
ただ、価値観の「違い」を認めるだけでは、それを「創造の源泉」に変えることはできません。
では、その「違い」が「創造の源泉」、つまり「違い」が混ざり合いながら「新しい価値を共創する種」となるにはどうすればよいのでしょうか？そのヒントがアートにあると私たちは考えます。
私たちが提案するアートは、全身の感覚を使って感じ考える「行為」そのものです。頭の中だけの考えではなく、身体を動かし、様々な考えの誰かと対話をすることで新たな視点や気づきが生まれる。その過程を経て価値観の「違い」は「共創の種」へと転換されるのだと考えます。
それは『Art for Co-Creationプロジェクト』の名前の由来でもあります。
私たち日本文教出版は、1951年の創業以来、図画工作科、美術科の教科書を子どもたちに届けてきました。これらの教科書の理念は、子どもたちがよりよい未来を創造していく力を身に付けること、未来を創造できる人を育てることです。
教科書作りを通じて、子ども、先生、保護者の声によって育てられてきたアートによる共創の方法論を活かし、『Art for Co-Creationプロジェクト』は、様々な企業や個人の課題解決に取り組んでいきます。